忘年会シーズンが近づきつつありますが、
忘年会の開始にあたってまず必要になるのは乾杯の挨拶です!
会社の部署単位で開かれるような忘年会であれば乾杯の挨拶をするのは上司ですが、友人同士の会であったり、2次会ともなれば乾杯の挨拶を20代の若手でも挨拶をすることがあるでしょう。
そんな乾杯の挨拶ですが、
忘年会をスムーズに滑りだし会を盛り上げるためには、
乾杯の挨拶で1つ笑いを取る
のは必要不可欠です。
ということで今回は「乾杯の挨拶で笑いを取る方法」について考えてみたいと思います。
笑いをとるのは善か悪か?
乾杯の挨拶で笑いを取れると、忘年会全体をスムーズに始められ会を盛り上げることができると言いましたが、これはどんな飲み会でも当てはまることなのでしょうか?
乾杯の挨拶があるような会といえば
「忘年会」「新年会」「歓迎会」「送別会」「結婚式」…
と様々ありますが、
飲み会
として開催されている以上、笑いを取りに行くのは必ず吉です。
どんなに真面目な会と称していたとしても、お酒を挟む以上参加される方は「笑い」が起きていることをポジティブに捉えてくれます。
ただ注意したいのは、参加者を傷つける笑いは凶であることです。
飲み会というものは須く参加者の懇親を目的としているので、参加者が楽しめなくなる可能性がある笑いの取り方は非常に危険です。
参加者を傷つけない
この一点だけはまず注意して起きましょう。
乾杯の挨拶と笑いの構造
乾杯の挨拶における笑いの重要性がわかったところで、
早速乾杯の挨拶で笑いを取る方法について考えてみたいと思います。
まずは乾杯の挨拶と笑いの構造について考察していきます。
笑いの基本構造
笑いの基本はズバリ、
聞き手側が感じる急速な「違和感」もしくは「納得感」
です。
「なんでだよ!!!」や「なるほど!!!」といった感覚が、急に深く沸き起こると人はついつい笑ってしまうのです。
これは面白い話から一発ギャグなど、ありとあらゆる笑いの種類に当てはまります。
例えば違和感による笑い話を作ろうとしたら、
なるべく”普通の””ベタな”状況や話し方をして聞き手側を納得させ、
最後の最後で”普通”から大きくずらす違和感を用意します。
この展開の前半部分がいわゆる「フリ」というもので、後半部分がいわゆる「オチ」になるのです。
笑いの基本構造から見た乾杯の挨拶
笑いの基本構造は「急速な違和感もしくは納得感」であり、これを生むためにフリとオチというものが存在するということを説明しました。
これを乾杯の挨拶というものに当てはめて考えてみます。
乾杯の挨拶はベタの塊
乾杯の挨拶と聞くと皆さんはどんなものを想像するでしょうか?
いわゆる乾杯の挨拶というと、
- 偉い人もしくは偉い人に指名された人が話す
- 立ち上がりグラスを持つ
- 全員が静聴する
- 数十秒ほどの小話が入る
- 最後は「乾杯」といってグラスを掲げる
などなど無限に浮かぶと思います。
そしてこれらの特徴はほぼ全ての方にとってイメージが湧くものだと思います。
すなわち乾杯の挨拶とは、
暗黙的に型が決まっている非常にベタなもの
なのです。
ベタを生かした笑いを取る
乾杯の挨拶は型が決まりきっているので、
笑いを挟むタイミングも限られている・・・・
というわけでは全くありません。
この「ベタ」を十分に生かすと簡単に笑いを生むことができます!
「ベタ」があるということは、皆が納得感を生む地盤が固まっているのです。
ベタ通りのことを順番にやっていけば最後にベタから外すだけで違和感を生みやすくなりますし、ベタではないことをやり続けて最後にベタに戻すと納得感になります。
この基本を理解しておくことは非常に重要です。
笑いの取れる乾杯の挨拶とは!
笑いの原理と乾杯の挨拶の関係性が見えてきたところで、乾杯の挨拶で笑いを取る方法について考えてみたいと思います。
小話で笑いを取る
乾杯の挨拶において、多くの場合「乾杯」の掛け声の前に小話が入り、この小話でちょっとした笑いを取るのがある種の伝統になっています。
小話で笑いを取るということは、スベらない話を作ることと同義なのでここでは深く掘り下げません。すべらない話の作り方・笑いを取るための方法は別の記事でもまとめています。
ただ通常のすべらない話と異なるのはシチュエーションです。
飲み会が開かれているということは、参加者全員が何かしらの共通点を持っているはず(同じ部署・同じ趣味などなど)です。
ですので乾杯の挨拶で話す小話は必ず参加者の共通点に関係のある内容を選びましょう。
小話以外で笑いを取る
小話は乾杯の挨拶のなかで重要な要素ですが、それ以外の要素を使って笑いを取る方法も存在します。
前述の通り乾杯の挨拶には、
- 偉い人もしくは偉い人に指名された人が話す
- 立ち上がりグラスを持つ
- 全員が静聴する
- 数十秒ほどの小話が入る
- 最後は「乾杯」といってグラスを掲げる
といったベタが存在します。
このベタを生かす方法を考えてみましょう。
ベタを崩して違和感の笑いを取る
まずは違和感で笑いを取る方法です。
ベタになっていることをあえてしないということで聞き手を笑わすことができます。
ベタが山ほどある以上、バリエーションをいくらでも考えることができます。
「指名されていないのに話し出す」「一人だけ立ち上がらない」「飲み物を飲みながら話す」「乾杯で締めない」「いきなり乾杯だけ言う」「話が長い」などなど・・・
多少無礼になる可能性はありますが、数打てるので小話に自信がない場合は是非取り入れてみましょう。
ベタで落として納得感を与える
違和感から入りベタに持ってくるという笑いの取り方も乾杯の挨拶では利用できます。
乾杯の挨拶では普段しないことをあえてすることで違和感が漂うので、最後納得感を与えることができれば笑いになりやすいです。
例えば、「あいうえお作文」です。
会社の忘年会だとすると会社名をあいうえお作文にして来年への意気込みを言えると、完成すれば「なるほど!」という感覚が自然と湧き上がるので、内容が対して面白くなくても笑いが起きます。
他にも五七五で川柳っぽく今年を振り返るのもアリだと思います。
ちゃんと完成すればこれも面白くなくてもウケます。
まとめ
今回は乾杯の挨拶で笑いを取るための方法についてまとめてみました。
乾杯の挨拶は自然と聴衆が多いので、自分を面白い人だと知らしめることができるチャンスです!
笑いをとって人気者になりましょう!