世の中には自他共に認める「面白い人」が存在しますが、
実はそんな面白い人にも面白い時とあまり面白くない時が存在します。
面白い時のことはよく「ノっている」だったり「エンジンがかかっている」と称されますが、この面白い時を意図的に作り出すことができればいつも面白い人になることができるはず!!
今回はこの「エンジンがかかっている」状態とはなんなのか?どうのようにしてエンジンをかけるのか?について考えて行きたいと思います。
エンジンがかかった状況とは?
エンジンをかける方法を考える前に、まずはエンジンがかかった状況の特徴を整理して見たいと思います。
反応が早い
エンジンがかかった時の最も顕著な特徴は、
とにかく反応が早くなる
ということです。
ボケに対する反応が早くなるため当然間を詰めて的確にツッコむことができますし、他の人の会話から自分の持っているエピソードトークにスムーズにつなげることができます。
比較的早口になる
エンジンがかかって笑いをどんどん取れる状況では、自分のテンションも上がっているので、
普段より早口
で話すようになります。
早口になるくらいでは微妙な差ではあるのですが、笑いの基本である「違和感もしくは納得感」を感じる間隔が短くなるため、笑いがさらに起きやすくなります。
漫才やコントでも芸人さんも、
最初はゆっくり話し後半になるにつれてだんだん早口になっていく
ということを意識し、意図的にエンジンをかけるよう気をつけているのです。
テクニックがテンポよく繰り出される
エンジンがかかってくると、「三段落ち」「天丼」「スカし」「天然」などなどの様々な笑いのテクニックをバリエーション豊かにテンポよく使いこなすようになります。
早口になり反応も早くなると短時間で笑いを取れる数が大幅に増えていくので、当然テクニックを駆使しないとボケの数が足りていません。
そしてこれらのテクニックを聞き手側に意識させることはありません。
エンジンをかける方法
ここまで「エンジンがかかった状態」の例を挙げて見ましたが、
ここからはこんな笑いをどんどんとっていける状態を意図的に作り出していく方法を考えて見たいと思います。
エンジンがかかるきっかけとは!?
笑いをどんどん取れるエンジンがかかった状態になるきっかけはズバリ
人の笑い声
です。
そしてそれが自分が意図した通りの笑いであればなおさら強めにエンジンがかかってきます。
人が思った通りに笑ってくれると、「自分が面白いことを言えている」という自信がつくためにより反応早くボケ・ツッコミをいれる事ができますし、そこでさらに笑いが取れてさらに自信がつき…と良い循環を回すことができるのです。
意図的にエンジンをかける方法
面白くなるためにエンジンをかける。
エンジンをかけるためには面白いことをする必要がある。
と堂々めぐりのようなことを言ってしまっていますが、実は笑いが起きる前でもエンジンがかかっているような状況を作り出すことができます。
このような自己暗示的にエンジンをかける方法を最後に紹介したいと思います。
自分で笑う
他人が思った通りに笑ってくれることがエンジンをかけるための一番のきっかけですが、自分のボケで自分が笑うというのも実は有効なのです。
会が始まったばかりでは周りもそこまで温まっていないため、いいボケがあっても案外笑ってくれないことが多いです。
そこで自分が積極的に笑ってしまうことで強引に場を温めることができますし、自分にエンジンをかけることができます。
大きな声を出す
意図的に大きな声をだすのもエンジンをかけるための方法です。
意図的に大きな声を出すと脳に血液が多く流れるようになるため、結果的に反応を早めることができます。
入りからテンション高く
会が始まって時間が経てば経つほどエンジンは錆び付いていってしまいます。
となると逆に言えば、飲み会なら店に到着した瞬間から、司会進行やスピーチなら第一声からテンションを高く、思い切ってボケていけるとエンジンはかかりやすくなります。
まとめ
今回は笑いのエンジンがかかった状況や、エンジンを意図的にかける方法をまとめました。
今後は入りからテンション高く・おおきな声で笑って行きたいと思います。