お笑いの基本はボケとツッコミです。
とりわけツッコミがより上手くなると、仕事ができると思われやすかったり、異性からの印象もよくなります。
芸人さんの中でも、ツッコミを主とした芸風の方が達者に見られやすいです。
またボケは自らネタを探し生み出していく必要がある一方で、ツッコミは日常に落ちている違和感に対してコメントしていくものなので、必要となる機会はいくらでもありますし実際無意識に会話の中でやっていると思います。
しかし日常生活の中で自然に出るツッコミは、多くの場合笑いは生まれません。
スベっています。
今回は自然に生まれるツッコミがスベらないようにするため、プロの芸人さんのツッコミとの違いをまとめたいと思います。
プロのツッコミがウケる7つのポイントとは!?
それではプロのツッコミとアマのツッコミの違いについてまとめたいと思います。
ボケの質を問わず、プロのツッコミは以下の7つの点に注意が払われていると言われており、今回はそれについて取り上げます。
声
会話のやり取りをする上でも最も基本的なところですが、アマのツッコミでよくある間違いは、とにかく
声が小さい
ということです。
バラエティ番組の様に日常から大きな声でツッコむ必要はありませんが、ツッコミの声が小さくなってしまうのは多くの場合相手に対する遠慮によるものが多いです。
しかし意図的にボケてきた相手に対しては、たとえ目上の人であってもしっかりツッコんだ方が良いです。
相手もそれをそれを望んでいます。
自身を持って大きな声でツッコミましょう。
タイミング
多くの場合、相手のボケに対してなるべく早いタイミングで(できれば多少かぶるくらい)ツッコむことができると笑いが起きやすいです。
アマのツッコミの場合は、ボケをボケと気づけないためにツッコミのタイミングが遅れ、スベってしまうことが多々あります。
反射神経の様な話ですが、日常生活の中からツッコむポイントを日々探していくと鍛えられるので数を重ねていきましょう。
間
ここでいう間とタイミングは似て非なるものです。
タイミングはボケからツッコミまでの時間差を意味しますが、間はツッコむ場所です。
ボケではないところだったり、ボケのセリフが終わっていない(ボケに続きがある)のにツッコんでしまうのが、「間が悪い」ツッコミです。
ボケとツッコミのタイミングを狭めろ言っておきながら、間を考えるのが矛盾している様に思われがちですが、
ボケ側の意図を考えてボケ切ったところでツッコムというのを意識すれば実は両立できることです。
セリフのながさ
ツッコミは、ボケの部分の「違和感」や「納得感」を瞬間的に際立たせる必要があるため、なるべく短い言葉で終わらせるのが理想です。
長いと聞き手側も理解に時間がかかりますし、下手するとツッコム側が噛む可能性があります。
バリエーション
ツッコみのセリフや種類は単調だと飽きられてしまいます。
こちらのページでツッコミの種類をまとめましたが、これらをなるべく被らない様に使っていくことが重要です。
ただし単調にならない一方でツッコミの天丼というのも逆に有効な場合があります。タカアンドトシの様に「欧米か」をずっとツッコめば数を重ねるほどウケてきます。
天丼についてはこちら
天丼という技があるにせよ、バリエーションをもってツッコめる方が柔軟ですので、数は多く仕入れておきましょう。
拾えているか
会話の明確な違和感やボケがあればツッコミやすいですが、アマの場合は特に、ボケに気づけていないことが多いです。
ツッコミそこねより、ツッコミすぎの方が笑いはおきやすいので、なるべく全て拾っていきましょう。
会話のなかですぐボケようとする人と話す時は、ちょっとした違和感でも拾っていけるように踵をあがて話を聞くと、だんだんと反射神経が良くなっていきます。
ボケとの釣り合い
実はボケの種類によって適したツッコミのボリュームや長さがあります。
主な指標は、そのボケのボケ度。つまり「違和感」や「納得感」の強さです。
ボケ度の強さに合わせて声のボリュームを上げていくと、ボケと協調して笑いを倍増させることができますが、
ボケ度の弱いボケに対して声のボリュームを上げてしまうと、ツッコミが空回りしてしまうのでスベります。
ボケ度とツッコミの強さのバランスを考えて使っていきましょう。
まとめ
今回はツッコミで笑いを取るためのポイントをまとめてみました。