春夏秋冬、季節もののイベントというのは皆がそれぞれ何かを体験して来ているため、違和感を共有しやすいと思います。
つまり面白い話のタネがそこには存在しているのです。
今回は何年か前に夏に行ったプールの話をしたいと思います。
ナイトプール
今やメジャーなスポットとなりつつありますが、
何年か前の夏、ある場所に友人と行きました。
それは
ナイトプール
です。
赤坂の。
オープンしてすぐだったのですが、
プールはそれなりに混んでおり入場制限がかかっていました。
30分ほどたって中に入ると、
そこは狭い30平米くらいのプールに人がぎっしり。
その夜はそこそこ暑かったのもあってプールに入れるのは最高でした。
すると1組だけ4人組がいました。
全身いい感じに日焼けし派手なビキニを着た「私たち綺麗ですがどうですか?」と言いたげなちょいギャル軍団です。
やっぱ赤坂のナイトプール流石だな。
こんなギャルも集まってくるのかと。
ギャル軍団はプールの近くまで来たのですが、
なんとプールに一切入らないのです。
プールの傍で自撮り棒を使いながらあらゆる配置、構図、並びで永遠に写真を取るのです。
上の方から「パシャ」
下から「パシャ」
たまにカクテルを買いに行き、
カクテル越しに「パシャ」。
それも30分以上。何枚取るんだよと。
しばらくするとギャル軍団は移動を始めました。
「お、そろそろ入るのか?」と思ったのですが、向かった先は子供用のプール。
子供用のプールで足だけ入れて今までやった事をそのまんま繰り返すのです。
「いつになったら入るんだよ」とその時プールにいた人全員思ってたでしょう。
そしてまた30分ほど経つと移動を始めました。
「・・・こんどこそ!」と思ったが、ギャルが向かったのは出口。
まじで何しに来たんだよ。
僕は当時そう思っていました。
今の「インスタ映え族」のハシリだとは知らずに。